良い M1872●江戸和本●〈当時現在〉広益諸家人名録 初-3編 ★ゆうパック着払い

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〈当時現在〉広益諸家人名録[〈江戸現在〉広益諸家人名録](初~3編) 【判型】中本3編3冊。縦183・179・181粍。 【作者】西村宗七(層山堂・層山書房主人)編。 【年代等】初編:天保6年9月、大窪詩仏(行・天民・痩梅・詩聖堂)・東条琴台(信耕・子蔵・義蔵・呑海)序。天保7年、菊池五山(桐孫・無絃・佐太夫・娯庵・小釣舎)序。天保7年秋刊。[江戸]金花堂(須原屋佐助)板。2編:天保12年9月、東条琴台(耕・信耕・子蔵・義蔵・呑海)序。天保12年冬、亀田綾瀬(リョウライ、長梓・木王・学経堂)序。天保13年夏刊。[江戸]金花堂(須原屋佐助)板。3編:文久元年夏校正・刊。[江戸]金花堂(須原屋佐助)板。 【備考】分類「名鑑」。人名録・姓名録は、近世の人物研究をする上で欠かせない資料である。明和5年(1768)刊行の『平安人物誌』を嚆矢として、地域別、分野別など、さまざまな人名録が出版されたが、大半が小冊子の実用書であったために、図書館で保存される例が少ない。江戸に天保7年当時現存した諸家564名を姓のイロハごとに分類し、分野、住所、出身地などを記している。附録には享和以降の物故者を分野別に収める(東京都立中央図書館HP)。2編凡例によれば、2編(2集)も初集の体裁にならって、江戸府内ではなく、他国の人々が江戸へ遊学する際の案内として編纂した名鑑であるが、初集には儒家・文章・詩藻・書家・画家・国学・和歌・故実有職・医学・譜牒(系譜)・仏学・蘭学・本草・物産・雑家・鑒定・篆刻・聞人(ブンジン)など21門であったが、2集にはさらに文雅・俳学・相学・五行・地理・風水・射術・兵学等の8門を加えた。ちなみに初編43丁裏には、生涯に93回も引っ越しをした葛飾北斎については人名録中唯一「居所不定」と記されている。 ★原装・題簽付・美本(数丁欄外小虫、3編には誤って2編の序文2丁が余計に合綴されているがこれは落丁ではありません)。【参考価格(初出品時の相場):日本の古本屋で、1-2編2冊が70,000円、2編1冊が20,000円、初編1冊が9,800円~16,200円】。

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